vol.13株式会社ばやしこ小林佑梨花さん

株式会社ばやしこHiM Films

UXDセンターは、リビングライフ市場を主戦場とし、DX・デジタルマーケティング領域のパイオニアとなるべく集結した、20社総勢130名が在籍するプロフェッショナル・コンソーシアムです。多種多様なメンバーが集い、それぞれの強みを活かしたサービス・ソリューション開発を行っています。本連載では、UXDセンターで働くメンバーをご紹介します。今回は、今が旬のドラマや映画でも活躍する役者や人気モデルが出演するInstagramアカウント『HiM Films』をプロデュースしている小林さんにお話を伺いました。

【UXD member vol.13】株式会社ばやしこ・小林佑梨花さん

まず、簡単に自己紹介をお願いいたします。

子どもの頃から新体操を習っていて、大学時代はコーチのアルバイトをしていました。そこで誰かを育てることにやりがいを感じ、人の魅力を伸ばしていける仕事を志しました。新卒では大手芸能プロダクションに入社。俳優やモデルのマネジメントに従事し、制作の現場に同行したり、写真集やファンイベントの企画・運営を担当したりしました。人生を変える可能性のあるパートナーとしてタレントに関わることは、非常に責任感があり、やりがいがありました。今後はタレントだけでなく、クリエイターの魅力を伸ばしていくような仕事がしたいと、5年後にヘアメイクやスタイリスト、カメラマンなどのクリエイターを抱える事務所に転職。クリエイターのマネジメントや、キャスティングを担当しました。

2019年に独立して、キャスティングをメインとする「株式会社ばやしこ」を立ち上げ。「ばやしこ」は、新卒で入社して、初めて行った現場で大物俳優さんにつけていただいたニックネームなんです。「あなたの魅力はあなたではなく、あなたを育てた両親にある。感謝を忘れるな」と言われて。その初心を忘れないように、社名として名付けました。


趣味や特技などはありますか?

小麦粉が好きなんです。特にパンが大好きで、外で打ち合わせがあると、前後のスケジュールを確認して、パン屋巡りをしています。ほかにもケーキやうどん、ラーメンなど、ありとあらゆる小麦製品が大好き。米がなくても、生きていけるタイプです(笑)

ラーメン屋も、1人でどんどん開拓しています。おすすめは上北沢の『らぁめん小池』と、下北沢の『中華そばこてつ』。この2つはスープまでいけるほど、あっさりしていておいしく、女性にもおすすめです。


現在はどのようなお仕事を?

「株式会社ばやしこ」では、主にキャスティング事業を展開しています。元々はマネジメントの仕事をしていましたが、マネジャーはその人の人生に深く関わる仕事です。結婚してからは、仕事との両立が難しくなり、現場には同行しないクリエイターのマネジメントやスポットで関われるキャスティングの仕事をメインにしました。キャスティングは番組と演者では、やりたいことやつくりたいことが異なります。それぞれの思いをうまくすりあわせて、一番ベストな状態を作っていくことが面白いです。

最近になってタレントのマネジメント業も再開しました。現在は、ベンチャー女優として「ホリエモンチャンネル」や「B.R.CHANNEL」のMCを務める寺田有希さんのマネジメントをしています。10年近くフリーランスで活動してきた方なので、エネルギーが凄まじくて。いつも刺激をもらっています。


UXDセンターに関わることになったきっかけは?

GuuGoo』を手がける甲田さんとは、元々同じ芸能プロダクションで勤務していました。2017年に、仕事で前職の職場を訪問したときにたまたま再開したんです。「今何しているの?」みたいな世間話から、UXDセンターのお話を伺いました。そこで「0からコンテンツづくりをするんだ。興味があったら企画書を書いてよ」と言われたんです。普通は、キャストやスポンサー、予算などが決まっていますが、何一つ制約がない状態。すごく面白そうだと感じて、企画書を書いたのがきっかけです。

そのうちの一つが、『HiM Films』でした。構想のきっかけは、若手の俳優やモデルと、実力がある若手クリエイターを掛け合わせたら、すごくいいメディアが作れるのではと考えたこと。Instagramを宣材写真代わりに活用することで、「若手スターの登竜門」にできればと構想しました。「朝」というコンセプトは、「また一日が始まる。しんどいな」という憂鬱な気分を、ちょっとでも上げられるようなメディアになればという思いから生まれました。


UXDセンターに入ってからはどんな仕事をしていますか?

『HiM Films』の制作に関わる全般を担当しています。具体的には、媒体のイメージやコンテンツ全体をどう見せていくかの企画、演者やカメラマン、ヘアメイクなどのクリエイターのキャスティングなどです。クリエイターにはそれぞれ得意とするジャンルがあります。テーマに合わせてキャスティングするクリエイターも変え、クオリティにもこだわっています。

最近では、「若手スターの登竜門」になってきたねと言ってもらえる機会が増えました。ドラマ『最愛』に出ている高橋文哉君や、ドラマ『推しの王子様』の渡邊圭祐君など、ブレイクし始めている若手を輩出できました。雑誌の編集の方々からは、「今度、来年ブレイクする男の子を特集することになったから、『HiM Films』を参考にするね」と言っていただいたりして。やりたかったことが形になっていることが非常に嬉しいです。


UXDセンターにどんな印象を抱いてますか?

プロフェッショナルな人が非常に多い印象です。普段は1人で仕事をしているので、ほかの方々からアドバイスをいただける環境はすごく貴重ですね。しかも全然違う業界の方からもリアクションをいただけるので、とてもありがたいです。

最近はリモートになり、コミュニケーションの機会が少なくなっているのですが、相談したい事があればいつでも時間を取っていただける環境にあります。これからも積極的にコミュニケーションを取りたいです。


UXDセンターで今後どんなことに取り組んでいきたいですか?

先日、アイスムとのコラボ配信を実施しました。『HiM Films』をはじめた当初から比べると、Instagramはかなり一般化しました。逆に希少価値が下がっているという課題もあります。インスタライブを活用したり、ほかのメディアともコラボをしたりしながら、「最近、さらに『HiM Films』面白くなったよね」と言ってもらえるような、新しい取り組みを進めていきたいです。

ありがとうございました!

Profile

小林佑梨花UXDセンター『HiM Films』制作チーム
小林佑梨花

2012年、大手芸能プロダクション入社。俳優やモデルのマネジメントに携わる。2017年、クリエイター専門の事務所に転職。カメラマンやヘアメイクなどのマネジメントやキャスティングを担当する。2019年に独立し、「株式会社ばやしこ」を立ち上げ。TV、広告のキャスティングからタレントのマネジメントを手がけている。

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