2021.11.11ムーンプライド株式会社・中村基樹さん

UXDセンターは、リビングライフ市場を主戦場とし、DX・デジタルマーケティング領域のパイオニアとなるべく集結した、20社総勢130名が在籍するプロフェッショナル・コンソーシアムです。多種多様なメンバーが集い、それぞれの強みを活かしたサービス・ソリューション開発を行っています。本連載では、UXDセンターで働くメンバーをご紹介します。今回は、他業種コラボ推進チームリーダーの中村さんにお話を伺いました。

【UXD member vol.10】ムーンプライド株式会社・中村基樹さん

まず、簡単に自己紹介をお願いいたします。

新卒でアンダーセン・コンサルティングに入社しました。現在のアクセンチュアの前身となる会社です。大学生時代、マッキンゼー在籍時の大前研一さんの本を読んでコンサルタントの仕事に憧れた私は、コンサルティングファームのみに応募。そこで内定をもらったのがアクセンチュアでした。今や誰もが知る大企業となりましたが、当時はまだ1000名規模の中堅の会社でした。

アクセンチュアでは25年間、ハイテク製造業のお客様を中心に担当。はじめてのお客様は、香港に販売会社がある製造業でした。私自身もお客様とともに、香港に3年間駐在したのはいい思い出です。その後も、インドでお客様と事業開発をしたり、お客様のバックオフィス業務を中国に移管したり、グローバルにさまざまなプロジェクトを経験しました。コンサルタントはお客様以上にお客様のことを理解することが求められるような仕事です。ときにはお客様からお客様先の人事のことを尋ねられるほど、入り込んでいましたね。お客様のところを転々としていたので、何度も転職をしているような気分でした。

アクセンチュアは早期退職の多い会社です。私も先輩を見習って会社を退職し、同僚と起業しようと考えました。そこでまず2016年から2年間は、アクセンチュアに所属しながら、複業としてムーンプライド株式会社を立ち上げました。2018年からはムーンプライドに専念し、現在に至ります。


趣味や特技などはありますか?

ジョギングが趣味で、毎月100キロを目標にしています。元々はジムでランニングをしていたのですが、コロナ禍をきっかけに外で走るように。外は景色も楽しめて気持ちいいですね。スマートウォッチやシューズやイヤホンなどのアイテムにもこだわっています。

旅行も趣味です。コロナ禍以前は、旅行や出張のついでにランニング道具を持参して、ニューヨークでセントラルパークを走ったり、ロンドンの川沿いを走ったりしました。現地の景色を見ながらランニングをするのは最高です。新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いたら、ハーフマラソンにも出場したいですね。

【UXD member vol.10】ムーンプライド株式会社・中村基樹さん

ハーフマラソン出場時の中村さん


現在はどのようなお仕事を?

業界を問わず、さまざまな企業の課題を解決しています。アクセンチュアは大量にいる社員の力を使ってあらゆる業務を内製するのに対し、ムーンプライドの社員は私を含め3人。フリーランスのコンサルタントやベンチャー企業とのネットワークを作って、チームとして仕事をしています。また、コンサル人材プラットフォーム「firmgrads」を立ち上げ。アクセンチュア出身者だけではなく、さまざまな経歴を持ったコンサルタントが揃っており、多様性をもったチームでお客様の課題解決に取り組むことができます。社員3人で、1万人分の仕事をやるような組織をつくりたいですね。

ほかにも、CXO人材プラットフォーム「cxograds」を立ち上げました。やはりこれからの時代、会社も個人もどれだけのネットワークを持っているかだと思います。まだ具体的な事業は決まっていませんが、このコミュニティをもとにさまざまな活動を進めたいです。

10月22日には、著書『CHANGE LEADER 「多様性」と「全員参加」を実現させるリーダーシップの身につけ方』を発売しました。リーダーシップは、社会人1年目でも誰もが持つべきスキルだと感じています。全ての社会人に読んでほしい一冊ですね。

【UXD member vol.10】ムーンプライド株式会社・中村基樹さん

著書『CHANGE LEADER 「多様性」と「全員参加」を実現させるリーダーシップの身につけ方』がビジネス書ランキングのベスト1位に


UXDセンターに関わることになったきっかけは?

4年前に、コンサル人材プラットフォーム「firmgrads」の相談窓口にUXDメンバーの安井さんから連絡が来たのがきっかけです。実は「firmgrads」のはじめてのお客様だったんです。依頼は、UXDセンターに企画立案ができるコンサルタントを紹介してほしいとのことでした。そこで、株式会社ハイアウトの池松さんとプレーン株式会社の藤森さんを紹介しました。

当初は、安井さんがアクセンチュア出身であることすら知りませんでした。お話をしてみて意気投合し、私自身もUXDセンターに関わるようになりました。


UXDセンターに入ってからはどんな仕事をしていますか?

他業種コラボチームリーダーを務めています。UXDセンターで培ったノウハウを、長谷工グループ以外、さらには不動産業界以外にお役立ちできるかを追求しています。他業種に広めるためにはまず関係性づくりから始めるため、非常に難易度は高いです。私自身のダイレクトネットワークを生かしながら、コラボ先となる企業を模索しています。具体的には、中古車販売を手掛ける企業様とコラボし、同社へのMA導入を進めました。

実際に協業を進める中で感じることは、どの業界も同じ課題を抱えていることです。たとえばデータが揃っていないこと。例えば、自動車ディーラーでは、ウェブ広告経由のお客様もいれば、他社メディアからの流入、店舗に直接ご来店するお客様もいます。本来一人のお客様が、データ上複数人として認識されており、追客が困難という課題がありました。業界は違えど、MAツールを上手く活用するなど同じプロダクト・サービスで解決できる可能性があるのです。一方で業界ならではの課題が見えてくる部分でもあります。これらの知見を貯めていくことは非常に学びになりますし、今後の活動に生きていく部分だと考えています。


UXDセンターにどんな印象を抱いてますか?

様々な分野の「多様」なタレントが集まって、「全員参加」で進めている組織です。多くの組織が、社員のみでプロジェクトを進行し、外部は最小限にする傾向がある中で、UXDセンターは稀有な存在だと感じます。しかもそれを短期ではなく、長期にわたって継続している。なかなかできることではないと思いますね。ムーンプライドとしても目指したい世界観であり、非常に共感しています。


UXDセンターで今後どんなことに取り組んでいきたいですか?

UXDセンターとして、User Experienceを追求した共感型のマーケティングを進めていきたいという思いは共通です。UXDセンターは、マンションだけではなく、アイスムトコシエGuuGoo(ぐーぐう)など、食や住まい方、暮らし方といった領域で読者から共感されるメディアを運営しています。これらの生活者との接点と他業種(例えば、アウトドア・キャンプ・車や家具・食器の活用術など)をより結びつけていくことで、これまでになかった新たな価値を提供していきたいと考えています。

進捗は正直まだまだです。他業種の企業の皆様に、コラボチームとして、より分かりやすく、価値を訴求していかねばなりません。UXDセンターが持つメディアの認知拡大も不可欠です。もっと発信力を高めて、他業種コラボチームが候補先に赴いたときに「UXD JOURNALをいつも楽しく拝見しています」と言われるほどになりたいですね。PRや露出もうまく使いながら、さまざまな業種のトップの方が「UXDセンターと仕事がしたい」と思っていただけるような仕事を進めていきます。

そのためにも、UXDセンター内の交流も大事だと考えています。コロナ禍以降、リアルで集まる機会はほとんどありません。オンライン上で仕事のコミュニケーションは滞りなく進んでいるものの、ほかの部門の方々との雑談ができないのが悩みです。コロナ禍が落ち着いたらリアルなコミュニケーションも実施して、よりUXDセンター内のつながりを深めていきたいですね。

ありがとうございました!

中村基樹 

中村基樹

1992年、アンダーセン・コンサルティング(現・アクセンチュア)に入社。コンサルタントとして、通信・メディア・ハイテク製造業のお客様のさまざまプロジェクトに携わる。2016年にアクセンチュア時代の仲間とともにムーンプライドを創業。当初2年間はアクセンチュアと兼業で立ち上げを行い、2018年にムーンプライドに専念。コンサルティングサービスに加えて、コンサル人材プラットフォームサービス、CXO人材プラットフォームサービスを手がける。著書に、『CHANGE LEADER 「多様性」と「全員参加」を実現させるリーダーシップの身につけ方』

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