「共に創ろう」
クリエイターが集う、新しいメディア。

リニューアル2周年対談,アイスム

『アイスム』がリニューアルしてから2周年を迎えました。Webサイト上の記事だけではなく、音声を活用したコンテンツや、TOKYO FM、note、Voicyなど他メディアとのコラボレーションを広げる中で、3年目の戦略についてどのように考えているのか。『アイスム』編集部メンバーの企画会議の様子をレポートします。

「共に創ろう」 クリエイターが集う、新しいメディア。

多種多様な方法でコンテンツを届ける

木村センター長『アイスム』は、「食メディア」と呼ぶには異彩を放っています。料理する過程を音声だけで伝える「ボイレピ♪ 朝ごはん」、アスリートフードマイスターの資格を持つフリーアナウンサーの枡田絵理奈さんによる『枡田絵理奈の「聴くコラム」』、スープ作家の有賀薫さんの声で届ける「耳で楽しむおいしいスープレシピ」など、ポッドキャストや音声配信プラットフォームVoicyでの配信にも注力しており、音声で食を表現する斬新な試みにチャレンジしています。世間では、料理は動画で観た方が分かりやすい、という風潮の中、逆ベクトルを取っていますよね。

中辻(アイスム編集部・編集長)そうですね。UXDセンターの1メディアとして企画運営する『アイスム』なので、「エンパシーマーケティング」(※1)を実装するため、他の食メディアではやっていないことに挑戦したいという想いがあります。コンテンツを考える時には、新しい道を作れるか、関わっている人たち自身が楽しいと思えるか、読者と一緒に創っていけるかどうかという視点で、編集部メンバーと常に議論しています。

虫明(アイスム編集部)音声で料理を届けるというのは、意外とニーズがあるのではないかと思っています。キッチンで料理をする時って、音楽やラジオを聴く方も多いと思うんです。手がふさがるので、流しっぱなしで楽しめるコンテンツとして耳からの情報ならキャッチしやすいです。また、動画を観ながら料理をするのは、画面を見たり、停止したりしながら作業する必要が生じることが多いのですが、音声で作り方を解説してくれることで、説明に従って手を動かすことができるようになります。そのため、誰かと一緒に料理しているような、楽しい気持ちになれると考えています。

中辻(アイスム編集部・編集長)TOKYO FMで「鈴村健一のアイスム 週末ダイニング」というラジオ番組を毎週日曜日に放送していますが、ラジオの料理番組という取り組みに、新しさを感じていただいています。番組MCの鈴村健一さんは声優さんであり、食の知識も豊富な方なので、アイスムが表現したい音で届ける食の世界を広げてくださっています。


マルチチャネル戦略により革新的なメディアへ

木村センター長このマルチチャネルというのは『アイスム』の強みなので、今後は更に多種多様にしていきたいですね。

虫明(アイスム編集部)noteとのコラボレーションで、「 #私のイチオシレシピ」という公募企画を実施しました。おすすめのレシピや料理にまつわるエッセイを募集し、1,161件の応募から4名の受賞者を選定させていただいたのですが、受賞者の方には『アイスム』での記事執筆など、今後チームの一員として企画に参加していただきたいと考えています。ネクストクリエイターになってくれるような方々から意見やアイデアを募集するなどして、みんなと一緒に共創していく開かれたメディアになっていきたいです。

森高(アイスム編集部・SNS担当)Instagramのコンテンツを発信していただく「アイスムメイト(仮)」のメンバーを募集しています。テーマに沿った写真や原稿を用意していただき、編集部がデザインした投稿フォーマットで発信していくことで、アイスムのSNS戦略の一端を担っていただくのですが、現在3名の方が参加してくださっています。

中辻(アイスム編集部・編集長)このように、編集部と連載陣だけでなく、マルチチャネル化した先で出会うことができたクリエイターの皆さんと一緒に「チーム・アイスム」を形成し、コンテンツの共創性を高めていきたいです。

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リニューアル2周年を迎えて

木村センター長『アイスム』のリニューアルをしてから2年が経ちましたが、3年目は、EVOLOVE(※2)のコンセプトを広める活動を増やしたいと思っています。

杉本(アイスム編集部)2周年を記念して、3日間だけのポップアップカフェを開き、これまでお世話になった関係者の方々と交流会を開催しました。コンテンツの制作に携わってくださっている料理研究家、ライター、イラストレーター、カメラマン、デザイナーなど、様々な方が遊びに来てくださって、近況報告や今後の展望など含めてお話しすることができました。参加してくださっている一人一人の力が積み重なって、『アイスム』はできているのだということを実感しました。

「共に創ろう」 クリエイターが集う、新しいメディア。

中辻(アイスム編集部・編集長)色々な方とのご縁が広がり、他にはない新しいメディアを創りたいというパワーが集まることで、『アイスム』が成長してきたのだと改めて実感しました。誰かと誰かをつなぐ、何かと何かをつなげることで、新しい感動体験を創出していく「EVOLVOE」の活動になっていて、メディアそのものがエンパシーマーケティングの実践の場になっています。今後も、「EVOLOVE」の精神で活動の幅を広げられるよう取り組んでいきたいと思います。


『アイスム』と一緒に、新しいメディアづくりにチャレンジしませんか?

食に関するメディアは多々ありますが、『アイスム』は「食」をテーマにしつつも、新しい表現方法やメディアの垣根を超えた取り組みで、これまでにない新しいメディアを目指しています。

また、今後は、アイスムのファン読者「アイスムメイト(仮)」の方々に積極的にコンテンツ企画に参加していただきたいと思っています。編集部と「アイスムメイト(仮)」のコラボでコンテンツの完成度がグッと増すはずです。それこそが、全く新しい真のCGMとなり、業界に新風が吹くこととなるでしょう。『アイスム』はもっともっと進化していきます。このチャレンジに共感いただける、様々な業界の企業様とコラボレーションしていきたいと考えておりますので、新しいメディアや食文化を創造していきたいとお考えの方がいらっしゃいましたらお気軽にUXDセンターまでご相談ください。

1
エンパシーマーケティング
ローンチ前のサービスや商品を最善の形にブラッシュアップするためにUXDセンターが推進するマーケティング手法。「51%」の完成度の状態で感動的な共感体験と併せてサービスや商品を消費者に提示し、その過程で、本音で対話し真のニーズを観察していく。最高のサービス/商品を開発できるよう企業と消費者の橋渡しを行う。
2
EVOLOVE(エボラブ)
UXDセンターが推進する「エンパシーマーケティング」を実践するプロジェクト。共感を創造する体験を通じて、サービスや商品に愛着を感じてもらう。