学生がPR大使となり、
若者の視点で地域の魅力を伝える。

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EVOLOVEは、身近にある”LOVE”を進化させていくプロジェクトです。ささやかな日常の中のふとした風景の中に、「愛」を見出すこと。自分自身をまず大切にしながら、お互いの違いを認め合い、隣の人と大切なものを分かち合うこと。

2021年の秋にEVOLOVEプロジェクトをスタートし、暮らしを豊かにするような小さな気付きのシェアから、街づくりのアイディアコンペまで、さまざまな人や地域に横串を通して化学反応を引き出すようなイベントを行なってきました。

今回は、九州最大級の音楽フェス「宗像フェス」とコラボレーションをし、「X-minutes CITY」の第2弾として、大学生がPR大使となって九州の魅力をアピールする企画を実施しました。

学生がPR大使となり、若者の視点で地域の魅力を伝える。

おうちdeおウチ Lab. プロデューサー 永井真理子さん


企画の概要を教えてください

永井若者の視点から見た新しい九州の魅力を、世界に発信したいという思いから企画を考えました。九州地方の魅力を伝えられる「写真」に「キャッチコピー(20文字以内)」を添えて応募してもらう形です。

応募された写真とキャッチコピーを元にプロのデザイナーによりフォントやレイアウトなどのアレンジが加えられ、ポスターとなり、宗像フェスの会場に掲示されました。当日は、宗像フェスに訪れた多くの来場客がポスターの前に立ち止まり、どこの写真なのか?どんな制作意図が込められているのか?などの説明文をじっくりと読んでいらっしゃいました。身近な場所でも視点が変わると新鮮に見えるので、新しい九州の魅力に気付いた方も多かったのではないでしょうか。

学生がPR大使となり、若者の視点で地域の魅力を伝える。

この企画を実施しようと思った背景は?

永井『おうちdeおウチ Lab.』は、「暮らし」をアップデートすることを目標に掲げ、消費者の皆さんと一緒に暮らしを豊かにする活動を行ってきました。

なかでも、次代を担う学生との共創プロジェクト「X-minutes CITY」は、数年後には社会人として自分たちの暮らしをスタートさせていく学生と一緒に行う企画として、特別な意味を持っています。進化する「暮らし」を追求し、より豊かな未来を創っていくために、若い世代の感覚に触れることは大切だと考えています。

今回は、「宗像フェス」を発表の舞台に、九州地方の魅力を世界に広く発信するPR大使を募集しましたが、「学生の目から見た地元」を知ることができました。「若い人たちの目には、こんな風に見えているのか」と、新たな発見を与えてくれたと思いました。そして、プロのデザイナーの手で変貌したポスターを見て、デザイン、クリエイティブの力を再認識しました。伝え方の大切さも改めて実感しましたね。


受賞した学生にインタビュー

あなたのアイデアが選ばれ、宗像フェスの会場などで展示されましたね。実際に飾られているポスターを見た感想を教えてください。

松嵜 一真 (九州大学)

普段から、生物の生体写真を撮っているのですが、九州に生息する生き物たちをこういう場所で発表することで、興味を持って欲しいと思い応募しました。今回、複数の写真を応募したのですが、2枚が最終選考に残ってポスターとなりました。「宗像フェス」という大きなイベントで多くの人に見てもらえたことが、自分にとって自信になりました。とても良い経験ができました。

学生がPR大使となり、若者の視点で地域の魅力を伝える。

荒川 優菜 (ノートルダム清心女子大学)

大正時代に建てられた建物の魅力をより多くの人にわかってほしいと思い、写真を撮りました。九州の未来を考えるというテーマも発信したかったので、この写真をきっかけに、ここを訪れていただいたり、九州の土地が持つ魅力について考えるきっかけになって欲しいです。

学生がPR大使となり、若者の視点で地域の魅力を伝える。

たくさんのご応募、ありがとうございました。地元を愛する学生たちの視点が、九州の魅力に新しい光を当てました。

EVOLOVEは、色々な人や地域を繋ぎ、みんなで新しい体験を創っていく活動を行っています。賛同してくださる企業や地方自治体、イベント関係の方などがいらっしゃいましたら、UXDセンター EVOLOVE事務局までお気軽に声をかけてください。ぜひご一緒に、新しい体験を創っていきましょう。