消費者が熱狂する共感体験をつくる
「#豆皿ラボ」始動。
共感体験を通じて消費者と一緒に商品開発を目指すプロジェクト「EVOLOVE」の実例として、オンラインコミュニティ『おうちdeおウチ Lab.』は、「#豆皿ラボ」プロジェクトを開始しました。その目論見を、ラボマネージャーの永井真理子さんにお話いただきました。
「消費者に聞く」のではなく、
「本音に寄り添う」という新しい消費者調査の形
今回ローンチした「#豆皿ラボ」は、商品やサービスを開発する際に、消費者の声を聞きながら一緒につくっていく参加型のプロジェクトです。しかし、単なるリサーチではなく、ラボメンバーと語り合う中で、消費者がどのように生活しているのかを探ります。そして、ラボで発生する中長期に亘る双方向コミュニケーションをきっかけに、生活がどのように変化していくのかを観察していきます。
きちんと対話していくという『おうちdeおウチ Lab.』の特性を活かして、“豆皿”をテーマに消費者に向き合い、食生活だけでなく、暮らし全般のニーズに対する気持ちにも寄り添いながら、消費者と企業の間をつなぐ役割を目指します。
豆皿企画について
本企画では、食卓コーディネーターに食器の使い方を教えてもらうオンライン無料レッスンや、老舗食器ブランドの「たち吉」様のご協力により豆皿がプレゼントされるなどの特典を用意します。
プロフェッショナルな先生に丁寧に教えていただいたり、プレゼントされる豆皿をモニター利用したり、座談会で他のラボメンバーと意見交換をしたり、インスタにて日々の食卓風景を投稿する中で、徐々に生活をアップデートしていく。その一連の活動の中で、「今現在の、リアルなライフスタイル」と「本音で期待している潜在ニーズ」を探っていきます。
目指すのは【共創】
みんなで考え、教え合い、学び合い、つくっていく。
「消費者を熱狂させる共感体験を作り出すこと」が、最大のミッションです。共感体験を通じて、消費者自身さえも気づいていないような本音のニーズを汲み取り、みんなで未来をつくっていく。そんな「EVOLOVE(※1)」のコンセプトを、「#豆皿ラボ」企画で実践します。そのキーとなるのは、丁寧なコミュニケーションであると考えています。オンラインイベントとインスタを活用した丁寧なコミュニケーションは『おうちdeおウチ Lab.』の強みです。
共感体験をつくるためのSNS戦略
『おうちdeおウチ Lab.』のSNS戦略は、以下の3つです。
(1) 【学び】の機会
魅力的な講師による無料のオンラインイベントを開催。インプットがあることで、生活に変化を与える刺激となる。また、イベントに参加して得られたことや体験は、他の人に伝えたくなる。
(2) 【実践】の機会
やってみたくなるきっかけをつくる。例えば、ラテアートの回では、オリジナルのランチョンマットをプレゼント。ラテアートのデザインがうまくできなくても、ランチョンマットを背景に撮影することでオシャレな雰囲気になり、投稿ハードルが下がる。また、他の多くのラボメンバーたちが共通のランチョンマットを使って投稿するため、「自分も投稿してみよう!」という励みになる。
(3) 【ワガコト化】の機会
ラボメンバーがSNSに関連する投稿をしてくれた際には、ラボスタッフがピックアップし、公式SNSより発信することで紹介しています。他のメンバーにとっては、プロではなく同じ立場であるラボメンバーの作品であることから、「私なら・・・」というように、自分に置き換えて考えることができる。また、取り上げられたラボメンバーにとっては、「自分の意見でも他の人に影響を与えられるかもしれない」という自信へとつながり、よりワガコトとしてとらえやすくなる。
ラボメンバーと一緒に、新しいモノづくりにチャレンジしませんか?
消費者調査や、消費者との商品開発手法は多々ありますが、『おうちdeおウチ Lab.』が目指すのは全く異なるものです。消費者に寄り添い、イベントなどの学びのインプットの機会を無料で提供したり、丁寧なコミュニケーションを積み上げていくことで生活が変化していく様子を観察し、それを企業にフィードバックする。“未来を変えていくモノづくり”の触媒になっていきたいと考えています。主役は、生活する人たち、普通の人たちです。本音で語り合える関係を構築できた『おうちdeおウチ Lab.』は、それを企業にお伝えしていく役割を担えたらと思います。
様々な業界の企業様とコラボレーションしていきたいと考えておりますので、共感体験を通じて消費者の皆さんと新しいモノづくりをしていきたいとお考えの方がいらっしゃいましたらお気軽にUXDセンターまでご相談ください。
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- EVOLOVE(エボラブ)
完成度51%のサービスや商品を、消費者に対して感動的な共感体験を提供する中で、本音で望んでいる潜在ニーズを汲み取り、最高のサービス/商品を開発できるようサポートする。UXDセンターが推進する「51%理論」を実践するプロジェクト。