2021.10.25生活のあらゆる瞬間の中にLOVEが隠れていることに、
あなたは気づけるでしょうか。

UXDセンターが展開する「愛の進化」「EVOLUTION × LOVE」をテーマにしたキャンペーン。
この“EVOLOVE”を全身で感じ取ってもらうための、素敵な動画が生まれました。


“EVOLOVE”のコンセプトを1分間のショートムービーで表現してくれたのは、アニメーション作家でイラストレーターの秦俊子さん。

撮影開始から5日目の現場にお邪魔しました。小さなスタジオの中に広がっていたのは、秦さんの手から生まれた小宇宙。
ここに“EVOLOVE”のエッセンスが凝縮されています。スタジオの片隅で、このコンセプトの生みの親であるクリエイティブディレクターの各和佑樹さんと秦俊子さんに、作品についてお話しをお聞きしました。

生活のあらゆる瞬間の中にLOVEが隠れていることに、あなたは気づけるでしょうか。

立体模型の空間的広がりの中に、アナログな質感の紙人形が際立ちますね。

「EVOLUTION」と「LOVE」という、それぞれにとても強い2つの言葉。それに加えて、クリエイティブディレクターの各和佑樹さんからは「猿が人に進化する」というもう1つのお題もいただいていましたので、それらをどう組み合わせて“EVOLOVE”の世界観を表現するか、しばらく悩みました。

これは、ストップモーションアニメなので1秒間に12コマという短いコマの連なりなのですが、いわゆる映画のワンカットワンシーンのような長回しの形で1つのストーリーを表現しました。背景の立体的なリアルさとは対照的に、前に進んでいく紙人形には目鼻立ちなどのリアルな表情は描かれていません。そこはあくまで、「サル」とか「人」といった抽象的な存在感にとどめ、見る人の想像力の広がりに任せたいと思ったからです。

生活のあらゆる瞬間の中にLOVEが隠れていることに、あなたは気づけるでしょうか。

猿の歩みとともに、ラスト「N」から始まって、EVOLUTIONの文字がゆっくりと1つ1つ見えてくる仕掛けなのですね。

EVOLUTIONって、やっぱりとても強い言葉なので、いきなり全体が現れると、その言葉にイメージが引っ張られてしまうと思ったんです。だから、後ろの文字から1文字ずつ、猿の動きとともに次々と現れてくる仕掛けにしました。

文字の質感も、最初は石や木、草などのプリミティブな素材で表現しているのですが、猿から人へと進化するのに合わせて、ガラスや金属、ネオンなど、現代の私たちにおなじみの素材へと変化していきます。それも、1つ1つ、猿がりんごを食べるとか、崩れた石から矢じりを作るとか、マンモスが現れるとか、さまざまなきっかけで文字が出現します。

現代人になったところで、冒頭のEの文字が現れて、見ている人に、ああ、「EVOLUTION」なのかということが伝わります。

生活のあらゆる瞬間の中にLOVEが隠れていることに、あなたは気づけるでしょうか。

この進化のプロセスは、喜ばしい変化として描いているのでしょうか?

現代に来たところでは、歩きスマホをしていると足元の段差につまずいてしまうというような、私たちが背負っている厳しい現実みたいなものも少し滲ませました。

そこは僕の世界観を反映させています。もともと、僕がこのEVOLUTION×LOVEというコンセプトにたどり着いたのは、人の愛って何だろうと考え始めたのがきっかけでした。

日本は、世界幸福度ランキングなどを見ると、あまり順位が高くないんですよね。でも、それって本当かな、と疑問に感じたのです。迷いなく自分が幸福だと断言できる人はそう多くはないかもしれないけれど、幸福度が低いのではなく、単にすぐ近くにある幸福を見失いがちなだけじゃないかなと考えたら、なんとなく腑に落ちました。

人は、泣いたり笑ったりしながら、それでも日々を生きていこうとします。そんな日々の中にこそLOVEがあるから、人はがむしゃらに進んでいけるんじゃないか、がむしゃらに進んでいく旅路こそEVOLUTIONで、振り向けばそこにLOVEの字がちゃんとあるじゃないか、と嬉しくなったんですよ。

進化していく道のりは、決して平坦ではないし、つまずくこともあるかもしれないけれども、ちゃんと目の前に差し出される手があるんだよ、ということを表現したかったんですね。

生活のあらゆる瞬間の中にLOVEが隠れていることに、あなたは気づけるでしょうか。

目の前にLOVEはあるよ、と。

そうです。現実の中にあるのが愛で、愛を感じることこそが愛。今の目の前の状況の中に愛を見出すこと。そんな気持ちを込めています。


お二人にとっての“愛の進化”=“EVOLOVE”って何でしょう。

私、最近フレンチブルドッグを飼い始めまして。今や生活の中心が完全に犬になってしまいました。仕事柄、自宅で作業する時間も長いのですが、たまに外での仕事が続くと、ひとりぼっちで寂しい思いをしているだろうな、早く帰ってあげなくちゃって、もう気になってしょうがない。今の私のLOVEは完全にうちの犬です。

人類が進化していく中で、愛の形もまた、進化を遂げてきたと思います。ペットへの愛はもちろん、趣味に捧げる愛、仕事への愛、ささやかな暮らしスタイルの中にも愛を込めることはできます。二次元を愛する人もいれば、オンラインの中で愛を確認する人もいるでしょう。愛はどこまでも自由でどこまでも多様です。それが私のイメージする“EVOLOVE”です。

ちょっと話題が似てしまいますが(笑)、去年、初めての子が生まれまして、もう毎日毎日LOVEについて考えています。ずーっとぐずりにぐずってようやく寝付いた我が子の顔を見ていると、手を焼いて煩わしいと感じてしまったあの時間も含めて、全てが愛おしくてたまらなくなる。そんな感じです。さらには、自分が親になってみて、かつての親の言動などを思い出すんですね。あの時は気づかなかったけれど、あれも親の愛の形だったんだ、と。そういうことが脈々と受け継がれていくのも、愛の1つの進化系ではないでしょうか。


LOVEをさらに進化させていくとしたら?

私はアニメーション作家ですので、自分の作品をいかに進化させていくか、ということだと思っています。これを見たら元気が出た、明日も1日頑張ろうと思えた、と感じてもらえるような作品を1つでも多くつくっていきたい。愛の表現の形はさまざまです。ブラックコメディやホラータッチの世界観の中にも、むき出しの人間の姿で愛を表現できたりもする。自分らしい作品を追及しつつ、作品の幅も広げていきたいですね。作品を発表する場も日本国内のみならず、世界の人たちに届くものをつくっていきたいです。

僕はもともと作曲家として表現活動をスタートさせましたが、その後、ジャンルを問わずイベントやグッズなど、さまざまな分野に活動を広げています。僕がつくりたいのは、人の心の動きそのもの。音楽やイベントを使って、目の前の幸せに気づけるような心のムーブメントを起こしていくつもりです。

UXDオンラインキャンペーン「EVOLOVE」ブランディングCM

秦俊子

秦俊子

アニメーション作家、イラストレーター。ストップモーションアニメをメインとしてさまざまな作品を手がけてきた。主な作品に、NHK「みんなのうた」、「おかあさんといっしょ」など。オリジナルアニメ「パカリアン」はカートゥーンネットワークに進出し、北米で放送された。短編アニメ作品に「映画の妖精 フィルとムー」「さまよう心臓」など。

各和佑樹

各和佑樹

クリエイティブディレクター、プロデューサー。作詞家・作曲家として活動をスタート、映像やデザイン、イベントなど、さまざまなジャンルでコンテンツ制作を手がける。
自身が作詞・作曲・総合プロデュースを行いmubiとして音楽ユニットでも活動。